美しいと感ずるフォルムを得るには

デザイン作業の行為は

単に形の追及ばかりではありませんが、その結果得られるホルムの

美しさを考える事が、この作業の一番わかりやすい

説明になるのだと考えました。

人の好みは千差万別ですが、

共通の傾向は存在すると考えています。

理由は考え方の差こそあれ、人間としての動物的な構成要素に

それほどの差が存在しないはずだからです。

生命を維持するために どうあるべきかの予想は

ある範囲に於いて科学的にも予想が付きます。

そのような共通点から基本的な

フォルムの範囲は導き出されますが、

そこから先のバリエーションをどのようにコントロールすべきかを

考えなければなりません。

方向 考え方のたとえ一部分であっても損ねないように、しかし

全体としてのバランスをどのようにとるべきか

難しい判断が求められますが

そこで広い範囲の事柄を見失うことなく

配慮すれば目的が達せられるはずです。

全体を見渡す力は、言い換えれば

他人の心も思い図る余裕を、持つ事とだと思います。

利己主義で固まっていたのでは決して解決しません。

やはり人間的な

基本の感覚、備わっているはずの社会との共存心を

決して忘れてはならないのです。

これは何もデザイナーの職業人に限ったことではありません。

昔、ある大手メーカーのデザイン部出身のOBが

こんなことを言っていました。

ある形態の次につながるべきフォルムは科学的に予想がつくはずだと。

なんとなく一理ありそうですが結局は

私が言わんとしている事と同じことだと

思ってしまいました。

なぜdesignが必要なんでしょう。

このコンテンツ最初の命題でした。

私はデザインの力を通してグローバルバランスの実現をもくろんでいます。

デザインとは思考を具現化する作業と考えていますから

その段階でグローバルな視点さえ見失わなければ

結果としてグローバルなバランスが例え端からでも実現していきます。

グローバルな視点を持つ事は特殊な技術や知識が必要なのでしょうか。

とりあえず貴方がすでに持っている常識の範囲でのものの考え方

判断基準で捕らえて結構です。

もちろん場合によっては持つ常識が基準から外れていることもあるかもしれませんが

実現できる範囲に於いて全体を見渡そうとする努力

目的に近づく可能性を秘めています。

言い換えると 現実はこの単純な作業を忘れてしまう事が非常に多いのですから。